Workspace ONE UEMとActive Directoryを連携してみる

2022/03/31

t f B! P L

こんにちは。tkです。

Workspace ONEでデバイスを管理するためにはUEM上にユーザーアカントが必要なのですが、社員人数分のユーザーを全部作成、更新するのは大変ですよね。

Workspace ONEではcsvによる一括登録などもできるのですが、Active Directoryと連携するのが便利です。

というわけで、今回はWorkspace ONEのActive Directory連携について紹介したいと思います!

【システム構成】

ディレクトリ連携のイメージ図です。
「AirWatch Cloud Connector」という中間サーバが必要になります。


【AirWatch Cloud Connectorとは】

Workspace ONE UEMとオンプレミスADのアカウント同期をする際に必要となる中間サーバです。(略称はACC
AzureでいうところのAzure AD Connectですね。

ACCサーバのシステム要件がVMware社公開のドキュメントにまとめられています。
<https://docs.vmware.com/en/VMware-Workspace-ONE-UEM/services/AirWatch_Cloud_Connector/GUID-AWT-ACC-REQSONPREM.html>

気を付けたいのは、Windowsサーバの英語OSしか対応していない点です。

ACCとWorkspace ONE間の通信はPort80番か443番なので、FWやプロキシの設定はシンプルかなと思います。
またACCの通信はアウトバウンド(外へ出ていく通信)のみなのも覚えておくとネットワーク設計の際に役立ちそうですね。

【ディレクトリ連携設定手順】

ADサーバ設定

Active DirectoryとWorkspace ONE間の認証用ユーザを用意します。
この検証では「binduser」というユーザーIDで作成します。
通常はDomain Users権限だけあればよいです。

ACC利用準備

①[グループと設定] > [すべての設定] > [システム] > [エンタープライズ統合] > [Cloud Connector] を選択する。

②現在の設定を「オーバーライド」に変更し、AirWatch Cloud Connectorと自動更新を「有効」にして「保存」をクリックする。


③保存後、ダウンロードリンクからACCインストーラを取得する。

④ダウンロードの際にパスワードの設定を行う。
 ※このパスワードはACCをインストールする際に必要です

ACCインストール

①ACC用Windowsサーバにてダウンロードしたインストーラをを実行し、「Next」をクリックする。


②ライセンス条項に同意し、「Next」をクリックする。

③インストールする場所を選択して「Next」をクリックする。

④インストーラをダウンロードした際に設定したパスワードを入力して「Next」をクリックする。

⑤プロキシサーバーを利用する場合はチェックを入れプロキシ情報を入力する。

⑥「Install」をクリックする。

⑦以下メッセージが出た場合は「OK」をクリックする。

⑧インストールが完了したら「Finish」をクリックする。

⑨再起動を求められるので、すぐに再起動する場合は「Yes」をクリックする。

UEM設定

①[グループと設定] > [すべての設定] > [システム] > [エンタープライズ統合] > [ディレクトリサービス] を選択し、「ウィザードをスキップして手動で構成」をクリックする。


②ディレクトリサービスの画面の「サーバ」設定にて以下の通り設定する。


項目
ディレクトリタイプLDAP – Active Directory
DNS SRV有効
バインドのユーザー名事前のADサーバ設定で作成したユーザー(binduser)
バインドパスワードbinduserのパスワード
ドメインアカウントを同期したいActive Directoryドメイン名


③ディレクトリサービスの画面の「ユーザー」設定にて以下の通り設定する。

項目
ベースDNドメインのDN名
高度な設定
 自動融合有効
 ユーザー状態の有効化/無効化を自動的に同期有効


④ディレクトリサービスの画面の「グループ」設定にて以下の通り設定する。

項目
ベースDNドメインのDN名
高度な設定
 許可された最大の変更数99999(※)

※想定以上の変更を抑止するための設定です。組織変更等により大きな変更が行われる可能性を考慮し、最大値を設定します。

⑤[グループと設定] > [すべての設定] > [デバイスとユーザー] > [全般] > [加入] を選択し、現在の設定をオーバーライドし、「ディレクトリ」にチェックを入れて保存する。
 これでUEM上に作成したベーシックユーザーだけでなく、ディレクトリ同期により作成されたユーザーでもデバイス加入ができるようになる。

⑥[アカウント] > [ユーザーグループ] > [リスト表示] を選択し、[追加] > [ユーザーグループを追加]をクリックする。

⑦タイプ「ディレクトリ」でテキスト検索を行う。同期したいAD上のグループを検索、追加する。


 

【まとめ】

運用中のオンプレミスADと連携することで、PCと同じアカウントでスマホも管理できるようになります。
ADを運用されている会社では是非使いたい機能ですね。

ディレクトリ連携機能で構築も運用も効率化され、管理者も利用者もWin-Winです。



自己紹介

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インフラ系システムエンジニア。Omnissa (旧VMware) Workspace ONEを専門に扱うことになったため、お勉強と備忘のためにブログを始めることに。

・VCP-DW 2022
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・Omnissa Certified Administrator – Workspace ONE
・2026 Omnissa Tech Insiders

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